ハイヒールと足の痛み

ハイヒールと足の痛み


Q 私は足幅がとても大きくて、ふだんから履く靴に悩んでいます。

しかし、仕事の関係でどうしてもヒールの高い窮屈な靴を履かねばならず、最近足が痛んで困っています。ここ3,4日は痛みのほかに足の裏からひざにかけてピリピリとしびれてきて、神経の感覚が鈍ってきているように感じます。

あるくのさえきつくて、これからどうしたらいいのか大変不安です。
考えられる原因とこれからの対策を、ぜひお教え下さい。


A 根本的には靴が原因というしかありません。ハイヒールと足の痛み、「二兎追うものは…」と言うことに尽きると思われます。

ハイヒールは足の健康に反する

そもそも、2本足で立ち、歩行することができるのは、あらゆる動物のなかでも人間だけです。直立2足歩行は、人間の人間たる証といっても良いわけです。
その分、2本の足には、全体重がかかることになります。体重50kgの人の場合、裸足の状態では踵に38.9kg、母趾の付け根に11.1kgかかる計算になります。ところが、9cmのハイヒールを履いた場合、踵にかかる重力は18.6kgに減る代わりに、母趾の付け根に31.4kgもかかってしまうのです。このような状態が長期間続けば、母趾の付け根に大きな負担がかかり、障害を起こすのは明かとなります。
もともとハイヒールは、中国の「纏足」などに見られるように、女性を家庭に閉じ込めておくために考案されたものがルーツという説があります。いわば男性支配社会の象徴なのです。女性の活躍がめざましい現代にはふさわしくない履き物と考えてもいいのではないでしょうか。

裸足になって足を伸ばそう

まずお勧めしたいのが、できるだけ靴を履かない生活を心がけることです。ハイヒールはできるだけ履かないのはもちろんですが、仕事場で可能ならば靴を脱ぎ、楽なサンダルなどに履き替えるのが望ましいでしょう。帰宅後は靴下も脱いで裸足になり、のびのびと過ごすのがベストでしょう。
長年にわたって窮屈な靴で押さえられた足の指を動かすことも、よろしいと思われます。手で足の指を一本づつ引っ張ったり、手の指を足の指の間に挟んだりするのも、意外に気持ちがいいものです。
さらに骨にかかる負担をできるだけ減らすためには、足全体に筋肉をつけることが重要です。現代人はとかく運動不足ですが、普段から歩くことを心がけ、基礎体力をつけてください。歩くことを考えれば、そうそうハイヒールなど履いていられませんよね。

Q & A コーナーに戻る