発汗過多

顔の発汗過多の悩み


Q 私は、顔の発汗についてとても悩んでいます。
毎年、4月〜11月くらいまでは、顔に汗をかきます。精神的なものが原因というわけではないと思いますが、特に乗り物に乗った瞬間や、屋外から屋内に入ったとたんにどっと顔から汗が吹き出すというかんじです。他の部分(手・背中・足など)は、そんなでもありません。
どうすれば、汗をかかなくなるんでしょうか?
よく、健康相談などでは、汗をかく方がよい。というような回答がありますが、それも限度があると思います。通勤途中に汗をかいてしまったり、仕事中に接客をしていて汗をかくのは、苦痛以外のなにものでもありません。
どうか、どうか、よいアドバイスがありましたら教えて下さい。お願いいたします。
A 大変難しいご質問です。
発汗は交感神経といって「戦闘態勢」の神経。つまり、外界からの刺激に対抗する神経につかさどられています。まず、発汗をつかさどる神経について整理いたします。

1.大脳皮質:精神的動機による発汗

2.視床下部神経核:温熱による発汗

3.延髄神経核:味覚刺激による発汗

4.脊髄側角細胞:皮膚の刺激による発汗

5.交感神経節

汗腺

あなたの場合、顔のみの発汗ということですね。上記の1から3は脳内のことであり、もしこの領域の刺激ならば、全身に汗をかくということになると思います。したがって、4、5の刺激による発汗のようです。さらに、状況から皮膚刺激による発汗も考えにくいかと思いますので、顔面の交感神経の興奮によるもののようです。残念ながら、はっきりと原因は分かりません。全身の交感神経の興奮状態としての、高血圧や、ホルモン異常(最も頻度が高いものとして、甲状腺機能亢進症)があるようでしたら、これを治すことが一番の道です。こういった疾患が隠されていないか精査が必要です。
全身疾患がない場合、顔面の交感神経を麻痺させる処置を選択できる可能性があります。具体的には「麻酔科」で首にある星状神経節という交感神経節を注射薬でブロックする方法で、この処置により永続的に症状を止めることができる可能性があります。


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