どこにも相談するところがなくメールを送ります。
私の父は年齢が58歳で48ぐらいに肝臓が悪くなり入院したことがあります。昨日健康診断の再検査の結果食道静脈瘤と、胃のまわりもぽてぽてで、肝臓も働いていないのではと言われたそうです。内の父は病院が大嫌いで、入院をすることはきっとしないと思います。入院しないといって病院の先生に拒否することができるのでしょうか?
また、どのような治療があり、直るのでしょうか?心配で仕方がありません。ど
うか、教えてください。そんなに長生きできないのでしょうか?
胃腸には動脈として大動脈から血液が流入いたします。胃腸の静脈は門脈といって、すべての血液が肝臓に入り、肝臓から肝静脈として心臓に血液が帰ります。これは胃腸で吸収された栄養分を肝臓に貯蔵させるための機構です。ところが肝硬変などで、肝臓が硬くなりますと、この門脈血が肝臓に入ることができなくなってしまいます。これにより、肝臓へ入るべき血液が行く手を失い、静脈瘤として胃や食道に回りに溜まってしまうわけです。
静脈瘤が大きくなってきますと、破裂します。大量の吐血をきたす場合があります。それを予防するため、以前は手術により、胃や食道の回りの血管を遮断いたしておりました。最近は、内視鏡的胃食道静脈瘤硬化術というものがあり、手軽に遮断することができるようになっております。一旦吐血してしまいますと、突然の生死にかかわるリスクとなってしまいます。
また、こういった治療はあくまでも、吐血のリスクを軽減するためのものであり、肝臓そのものの治療ではあありません。肝臓そのものの治療のためにも入院治療が勧められたものと思われます。肝硬変そのものは治るものではありませんが、上手に付き合っていくために、車でいえば車検のように、定期的なメインテナンスが必要です。