胸郭出口症候群

腕がだるい−胸郭出口症候群


Q 56歳の男性です。職業は自営。1カ月ほど前より 左の腕がだるくて抜けるような感じがします。自転車に乗るとたまらなく腕を首の後ろに持ち上げるといくぶん治まります。理髪店にて顔を剃刀であたるとき半分ぐらい寝たかたちになるとたまらなくだるくなりますが、また、胡座をかいて座ったとき向きにより腕が痺れだるくなります。鍼灸院にて針を例たさい50肩と言われましたが?
A 50肩とは考えられません。

明らかに体位、特に首の前屈時に腕のだるさを感じていらっしゃるようです。

「胸郭出口症候群」という疾患が最も考えられます。

解剖的に、腕へいく神経、腕神経叢といいますが、これは鎖骨とそのすぐ下の第一肋骨との狭い間を走ります。さらにこの部位に腕へいく鎖骨下動脈というものも走ります。また、この部位には筋肉(斜角筋)というものもあります。この、神経や動脈が体位によって圧迫されることで腕のだるさを感じることになります。

原因として肥満や逆に極度の痩せによって、この鎖骨と肋骨の空間の形態に変化を来たした時や、斜角筋という筋肉の異常痙攣を起こした場合などがあります。さらに、職業的に腕をいつも上げている方(たとえば、電気工、左官)にもみられることがあります。

とにかく、整形外科で、どういった原因か診断してもらい、対策を考えられた方がよろしいかとお思います。


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