コクサッキBウィルスに関して

コクサッキBウィルスに関して


Q 私、現在マレーシアに住んでおります。最近、ニュースで東マレーシアにてコクサッキBウィルスに感染し25人の子供が死亡しており,ここクアラランプールにおいても深刻な問題として取り上げられております。

本をみてもコクサッキBについてわからないので 詳しい情報をいただきたいと思いメールしました。

よろしくお願いいたします。


A 遠く日本を離れ、医療事情の違う国で何かとご心配のことも多いかと思います。

まず、ポリオという疾患をご存知かと思います。これはポリオウィルスにより、髄膜炎や脊髄神経障害を起こすもので、日本人はほぼ100%近くで、ワクチンを接種されております。

これに対してご照会のコクサッキーBウィルスは、ポリオ様疾患といわれ、ポリオ同様な脊髄神経障害や髄膜炎、さらにウィルス性発疹を起こすウィルスとされています。残念ながら、これに対するワクチンは存在せず、またこのウィルスに対して特効薬的なものも存在しません。感染から平均7−10日で発症するとされていますが、感染の90−95%は、不顕性感染といって症状を示さず、抗体のみを獲得するものであります。そういった意味では、栄養や普段の抵抗力も大いに関与しているようです。

治療は対症療法のみということで、栄養や循環管理ということになりますが、脊髄神経障害により呼吸筋の障害が出た場合は速やかな人工呼吸器等による呼吸管理も必要になります。
また、急性期を乗り切ればリハビリテーション等で治癒するものということです。


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