C型肝炎とインターフェロン

C型肝炎とインターフェロン(若年者)


Q 妻が健康診断でC型肝炎と言われました。肝臓が少し変形しているそうです。医者の方から、C型肝炎の冊子を頂き、よく読んで1週間後に投与するか決めてきて下さいといわれました。高額なこと、副作用があることなどどうしたものか悩んでします。
妻は、33歳です。出産時に多量の輸血をしています。このまま、薬を使うか、インターフェロンを投与すべきか考えています。もし、肝硬変にでもなったらと心配です。アドバイスをよろしくお願いします。
A C型慢性肝炎が恐いのは、肝硬変、さらには肝臓癌に移行していくことからです。インターフェロンは慢性活動性肝炎に有効であり、肝硬変への進展をストップさせる目的で使用されます。
そこで現在の状況がどういった肝炎であるかという診断のために肝臓の組織の一部を針で刺して取ってくるという肝生検という検査が必須です。肝生検の意味は、活動性か、非活動性か、さらに肝硬変になっていないかを組織学的に判定するものです。血液検査やCTスキャンなどのレントゲン検査などではこれらの鑑別が困難なためです。この結果、活動性肝炎という診断がついた場合、C型肝炎ウィルスが増殖しているということで、先にあげた今後の合併疾患を未然に防ぐ意味で、インターフェロン治療は大変意味深いものと思います。非活動性肝炎や、肝硬変ではインターフェロンを使用しても全く効果はありません。非活動性の場合は肝硬変への移行は少なく、肝硬変ではすでにインターフェロンは手遅れであるからです。

奥様の場合、お若いですので、上記の適応があればぜひインターフェロン治療をお勧めいたします。その他の薬や注射では、肝機能の改善はあっても肝炎ウィルスそのものに効果がないからであります。重要な副作用として、脱毛やうつ状態になることがあります。これは投与期間中の問題ですので、主治医と連携を取りながら、ご主人も、伴侶として協力の手を差し伸べてあげることが肝要と思われます。

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