本菌によって起こる典型的な症状が出血性大腸炎であることから、一般に腸管出血性大腸菌(EHEC)と呼ばれている。しかし、本菌によって起こる症状は大腸炎に限らず、溶血性尿毒症症候群においては様々である。
1982年アメリカにおいてハンバーガーを原因とする集団下痢症で、初めて患者ふん便から分離された。
日本では、1990年埼玉県浦和市の幼稚園で死者2名を含む251名におよぶ集団発生以降、注意を要する食中毒菌として注目されている。
潜伏期は4から8日と、他の食中毒菌と比べて長いため、原因究明に苦慮することが多い。
子供が腹痛や下痢を訴えた場合、その便を親が(赤くないか)みた方が無難です。初めは普通の下痢でも腹痛のある間は毎日、みてください。脱水予防に水分、糖分、塩分をこまめに与えてください。そのほとんどを吐いたり、腹痛がひどく飲食が不能なら受診してください。腸の動きを止めるタイプの下痢止めは菌を腸にとどめるので危険です。
肉(特にミンチ)は十分焼く、生水を避ける(水道水まで恐れることはありません)、しぼったままの牛乳を飲まない(店で売っているのは消毒済みです)、などが予防策として挙げられます。
