CRシステム
CRシステムの導入
放射線部 主任 丑谷 健次
当院放射線部にCR(コンピューテッドラジオグラフィ)システムが導入され、11月より本格稼動を致しました。CRシステムはX線撮影の方法としては殆ど従来と変わりがありませんが、大きく異なるところはX線の透過像を直接X線フィルムに写すのではなく、IP(イメージングプレート)という媒体に一旦X線画像情報を記録し、それにレーザービームを当ててデータを読み取るところです。この際、X線画像情報はアナログからデジタルデータに変換されます。つまり、この時点でX線写真は今流行のデジタルカメラによるデジタル写真と同じ様なものとなります。コンピュータを用いて画像処理などを行うことが自由自在となりますので、モニター画面を見ながら、自分の見たい臓器や病変を拡大したり、階調処理や周波数処理を加えて更に見やすくしたりすることが可能となりました。また、X線画像データをハードディスクや光ディスクにファイルしたり、イーサネットを介して各科外来や病棟への画像転送なども容易に出来るようになりました。
CRシステムの主な特徴としては
- 鮮明で診断域の広い画像を提供できる。
- 均一で安定した診断画像を提供できる。
- 被曝線量を低減化することができる。
- 完全明室処理による快適な作業環境ができる。
などがあげられます。
今回、当院にはCRシステムと同時にDMS(データマネージメントシステム)ネットワークも併せて導入されました。これによりX線画像だけでなく、CT・MRI・ガンマカメラ・血管造影などの画像情報を少ないスペースで全て一括管理することができるため、今までは不可能だった患者様の貴重なデータを永久保存することも可能となりました。このような完全なCR・DMSネットワークシステムを導入しているのは北陸では当院が最初であり、全国でもまだ20病院ほどしかない珍しいものです。
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