接遇教育

老化をふせぐには? -いつまでも若くイキイキと暮らしたい-

地域保健部 保健婦 池田美智子


先日、ある雑誌を見ていて、思わず目にとまった記事、「5歳若く見えるには、…」。二十歳代の頃なら見向きもしなかったその記事も、いまは気になる記事のひとつになっているのです。 自分の若さや体力に自信があれば、「5歳若く見えるには、…」や「老化をふせぐ」など考えもしない事かもしれません。しかし、だからといって呑気にかまえていて良いのでし ょうか。

最近聞かれる"Wellness"。これは[充分に健康であること]を意味しています。老化をふせぎ、いつまでも若くイキイキと暮らすためには、この"Wellness"な状態 を続けていくことが大切です。今、自分の若さや体力に自信のある方も「自分には関係ない」などと思わずに、今日から自分の"Wellness"を考えていきましょう。

さて、まずはじめに考えなければならないことは、食事です。、成人病は食事が作るといわれるほど、栄養素の過不足がその後の健康に大きく影響しますので、毎日の食事を見直すことが必要です。現代の日本の食事では、一般に、ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・リノール酸・食物繊維をもっと食べるようにし、逆に動物性脂肪とコレステロール・砂糖・食塩を減らすようにします。

次に注意してほしいのは、アルコールとタバコです。アルコールは、適量であれば、血行促進・気分転換・ストレス解消・食欲増進・熟睡 などとてもよい効果があります。しかし、飲みすぎると肝臓に負担がかかり、アルコール性肝炎やアルコール性脂肪肝を起こしますので、アルコールはほどほどにすることが大切です。また、タバコは、肺ガン、口腔ガン、食道ガンの発生と関係があり、心筋梗塞や狭心症による死亡率も高くなります。タバコは、「百害あって一利なし」。今日からさっそく、禁煙する勇気をもちましょう。

次は、運動です。体は、運動刺激を与えないでいるとどんどん衰えていきます。運動不足は、筋肉の衰えと全身の血行を悪くし、ホルモン代謝や大脳の活性化に影響を与えます。自分の体力にあった運動を、できれば毎日続けていきましょう。

そして、最後は、心の持ちようです。体は健康であっても妙に実年齢より老けて見える人と実年齢を聞いてびっくりしてしまうほど若くみえる人がいます。この違いは、何なのでしょうか?私は、やはりその人の心の持ちようだと思います。現代社会では、さまざまなストレスがあると言われていますが、このストレスにうち克ち、明るく前向きに毎日を送っている人は、実に 清々しく若々しく感じられます。ストレスへの正しい対応を身につけて、イキイキと暮らしていきたいものです。さて、以上のことに注意をし"Wellness"な状態を続けていても、年齢を重ねるにつれて出てくる気になる症状もいくつかあります。それらについて簡単にまとめてみましたので、ご参考にして下さい。

脱毛・白髪: 毛髪をいつまでも健やかに保つためには、毎日シャンプーをし、髪を清潔にます。シャンプーは、頭髪を指の腹でマッサージしながら行うと血行が良くなり発毛が促進されます。
目の衰え: 水晶体の弾力性が失われて手もと近くが見えにくくなるのが、老眼です。眼鏡を使えば快適に過ごすことができますので、気になる方は、ぜひ眼科医師にご相談下さい。
歯の衰え: 歯槽膿漏などの歯周病は、歯の汚れが原因です。3ヶ月に一度は歯科医師の診察を受けるとともに、正しい歯磨きの方法を身につけましょう。
耳の衰え: 聴力が低下してしまうと、回復する決め手がありません。そこで、予防が第一 になります。バランスの良い食事を心がけ、ビタミンB1、B6、B12、などを積極的に摂りましょう。
皮膚の衰え: 皮膚の老化速度は、紫外線や生活のリズム、食生活などの影響を受けます。 日光浴は程々にし、規則正しい生活とバランスのとれた食事を心がけましょう。
筋肉の衰え: 体力年齢は、普段の運動によって15〜30歳も差がでてくるといわれてい ます。普段から運動をし、筋肉を使ったり心肺機能を高めておくことが、筋肉の若さを保つ秘訣です。
骨・関節の衰え : 骨の灰分が流失する脱灰化は、カルシウム不足のほか運動不足などによって骨に負荷がかからない場合も起こります。カルシウムを積極的に摂り、適度な運動を心がけましょう。また、太りすぎは関節への負担が大きくなり、ひざの痛みの原因になることもあります。肥満度がプラス10%以上の人は、標準体重に近づける努力をしましょう。


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