今までは、紙にものを書くといった二次元的な目の動きをしていましたが、最近では、画像機器が入ることによって三次元な目の働きに変わってきています。画面からの光量、近距離の作業からくる目の疲労は相当なものですし、焦点移動は目を酷使するものです。子供たちの近視や大人たちのVDT(ビジュアル・ディスプレー・ターミナルの略で、一般にテレビ画像とキーボードを備えたシステムを意味します)による眼精疲労が増加し続けていると考えられます。VDT作業者が訴える症状をみてみると、目が疲れる・まぶしい・目が重い・ぼける・かすむ・チカチカするなどがあります。それに加えて、肩が凝る・頭が重い・首がはるなど肉体的な苦痛をともなう場合もあります。これらの症状がひきおこされた状態を眼精疲労と呼びます。
眼精疲労をひきおこす要因としては、パソコンやワープロを長時間使用する、目に合っていないメガネやコンタクトレンズを使用する、中高年で老眼が生じている斜視、緑内障などの目の病気がある、などがあげられます。
VDT作業をしている方の対策としては、
@外部からの光や天井の明かりが、直接目に入らないよう、また画面からの光の反射がないように画面の角度を考える。
A画面の高さは、目の高さより少し低めに置く。
B画面をまばたきせすずに、集中して見ない。意識的にまばたきをするようにし、目の乾燥を防ぐ。
Cできれば、30分ごとに5〜10分の休憩を入れる。
D古すぎる画面も目の疲労を増加させるので、適時、新しいものに交換する。
その他一般的には、バランスのとれた食事をとる(特にビタミンC・B類が効果的のようです)。十分睡眠をとり、規則正しい生活をする。メガネ・コンタクトレンズが合っているか時々チェックする。眼の疲労がひんぱんに起こるようなら、眼科で検査をうけるなどです。
高度な情報が、豊かな生活のために不可欠なら、かけがえのない器官である目の使い方をもっと考え、大切にしたいものです。