糖尿病の予防

糖尿病の予防について

内科科長 真智 俊彦


糖尿病の患者さんが増えていることを皆さんはご存じかも知れません。
40才以上では約1割の人が糖尿病であると言われています。糖尿病は動脈硬化を起こすために恐れられているわけですから、その予防を考える時、たばこ・肥満・高血圧といった動脈硬化の原因となる他の疾患も考える必要があります。また、どれくらい糖尿病になりやすいかが人によって異なるので、養生訓が一人ひとり異なります。

#1.以下の文章のいずれかに当てはまる人は、内科を受診して下さい。

(受診の前日にアルコ−ルを飲まず、夕食以後は水か番茶だけ口にするようにして朝早めにおいで下さい。検査を行ない、結果に応じてあなたに必要な予防法をお話いたします。)

#2.上記のいずれにも当てはまらない方は、毎年検診をきっちり受けて下さい。

食事を十分とって1〜2時間後に検尿してみるほうが糖尿病を発見しやすくなるかも知れません。このとき運悪く尿糖を指摘されたら、#1の話にしたがって詳しく検査を受けて下さい。別の機会に検尿したら大丈夫といわれたからそれきり、というのは好ましくありません。

さて、問題は#2の方で、しかも尿糖のない方です。読者の多くを占めるでしょう。そういう皆さんはどうしたら良いのでしょうか。(もう少し時間がたてば遺伝子診断で糖尿病になりやすいか否かが分かるかも知れません。そうなれば注意すべきか気にしないで良いかをはっきり分けることができるかも知れませんが、現在は不可能です。)常に腹八分目にして、運動する時間を毎日設け、たばこをやめ、アルコールは適量しか飲まない。ストレスを避け、十分な睡眠と休養をとる。;このようにすべきなのでしょうか。できるのでしょうか。残念ながら分かりません。一般常識の範囲で神様と親からもらったこの体をなるべく大切にしましょう。(糖尿病予防だけのためではなく、)−こんな言い方しかできません。但し、この一般常識がくせものです。片寄った情報しか信じない人、全く身体のことに無頓着・無知な人、が時々おいでます。義務教育の中で成人病の予防を中心とした医学教育を多少とも行なう必要があるのではないでしょうか。子供がスナック菓子と炭酸飲料水の1リットルびんを置いてテレビゲ−ムを延々続けていても無頓着な(色々事情はあるのでしょうが)親がいるわけでして、この場合、親に意見するより子供を教育するほうが効率的であるような気がします。


健康教室開催日(H8.7月の例です)

会場:3病棟5階会議室

開催日時内容担当
8日午後2時糖尿病入門編真智(内科)
9日午後2時食品交換表宮本(栄養士)
10日午後3時自己血糖・尿糖測定松尾(看護婦)
12日午後3時低血糖真智(内科)
15日午後2時糖尿病合併症真智(内科)
16日午後2時食品交換表宮本(栄養士)
17日午後3時運動療法(1)川北(リハ医)
18日午後3時糖尿病自己注射大谷内(看護婦)
19日午後3時糖尿病薬物療法真智(内科)
22日午後2時動脈硬化真智(内科)
23日午後2時食品交換表宮本(栄養士)
24日午後4時運動療法(2)窪(理学療法士)
25日午後3時糖尿病ビデオ鑑賞池田(保健婦)
26日午後3時懇談会真智(内科)

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