喘息は赤ちゃんから高齢の人まで、何歳の人にでも起こる病気で、呼吸の度、特に息を吐く時にズーズーいい、能登の年配の人は“ズータベ”と呼んでいます。もちろん咳やたんも伴います。これらの症状はとりわけ布団に入り暖まった頃や明け方に起こりやすく、息が苦しく睡眠も障害される厄介な病気です。日中は比較的症状が軽く、ケロッとしていて、病院に行っても肺に異常はなく、レントゲン写真でも異常がなく単なるかぜと診断されることも多いのです。症状の重い人では、肺の聴診をするとヒューヒューとか、ズーズーという雑音が聴かれ喘息の診断は容易です。
さて、この喘息の症状は何故起こるのでしょうか?肺には気管支という空気の通り道があります。この気管支はちょうど木の枝のようにどんどん枝分かれして、最後には肺胞という小さな袋(何と人間の肺には3億個もあるのですが)に到達します。喘息ではこの気管支がケイレンして空気の通り道が狭くなり、呼吸が苦しくなるのです。このケイレンは自然にまたは治療によって改善し、症状も軽くなったり、無くなるのが喘息の特徴です。気長に治療する必要がありますが、決して治らない病気ではありません。ズーズーいう呼吸や熱もなく咳が2週間以上も続くような場合には、喘息の始まりのこともあり病院を受診し、検査をうける事をお勧めします。