下記の質問主意書を提出する。
提 出 者 馳 浩
衆議院議長 横 路 孝 弘 殿
高校新学習指導要領の地理歴史解説書に「竹島」の文言が記述されていないが、教科調査官等が作成する原案においては「竹島」の文言が記述されていた可能性がある。
教育は子供の人格的発展に資するだけでなく、明日の主権者を育成するという意味を有する重要な事柄である。
また、政策決定はその結果同様、あるいはそれ以上にその過程が重要である。国民主権の下では政府の情報は国民のものであり、公開されるのが原則である。
従って、次の事項について質問する。一 高校新学習指導要領の地理歴史解説書の原案に「竹島」の文言は記述されていたか。
二 その存否を明らかにできないとするならば、その理由如何。
三 仮に、右原案に「竹島」の文言が記述されていたならば、誰がどの段階で「竹島」の文言を削除したのか。
四 この解説書の決定がなされた政務三役会議の議事録があるならば、その公開を求める。
五 四の議事録が公開されないとするならば、その理由如何。
以上質問する。
衆議院議員馳浩君提出
内閣衆質174第56号
内閣総理大臣 鳩山 由紀夫
衆議院議長 横 路 孝 弘 殿
衆議院議員馳浩君提出 「竹島」 の記述に関する質問に対する 答弁書一から五までについて
お尋ねの高等学校学習指導要領(平成21年文部科学省告示第34号) の地理歴史科の解説における我が国の領土問題に関する記述については、最終的に文部科学大臣の責任において決定したものであるが、その検討過程の詳細について明らかにすることは、今後の事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれ等があることから、差し控えたい。
馳浩の質問主意書メニューへ戻る