スクールカウンセラーに関する質問主意書


下記の質問主意書を提出する。
平成二十二年一月二十一日

提 出 者                  馳   浩

衆議院議長  横 路 孝 弘 殿

 

 少子化に反比例して、うつ病や精神疾患の子供が増えていると指摘されている。また、「自殺対策」には「いじめ対策」ともなる面がある。スクールカウンセラーは、児童生徒へのカウンセリングを行い、教職者や保護者に対する助言・援助を行うものであり、学校の教育相談体制に大きな役割を果たしている。こうした機能・役割の重要性に鑑み、民主党はマニフェストにおいて、「生活相談、進路相談を行うスクールカウンセラーを全小中学校に配置する。」としたものと承知している。
 従って、次の事項について質問する。 

一 全小中学校へのスクールカウンセラーの重要性に関する鳩山内閣の認識を示すとともに、その配置のスケジュールおよび財源について示されたい。 

 以上質問する。



衆議院議員馳浩君提出
スクールカウンセラーに関する質問
に対し、下記答弁書を送付する

内閣衆質174第21号
平成22年1月29日

内閣総理大臣                  鳩山 由紀夫

衆議院議長  横 路 孝 弘 殿

 

 衆議院議員馳浩君提出 スクールカウンセラーに関する質問に対する 答弁書 

一について

 スクールカウンセラーは、児童生徒の臨床心理に関する高度に専門的な知識及び経験に基づいて、児童生徒に対する心理カウンセリング、保護者及び教職員に対する子どもへの接し方についての助言等を行っており、学校における教育相談体制の中で重要な役割を果たしているものと認識している。
 教育振興基本計画(平成20年7月1日閣議決定) においては、平成24年度までに、教育相談を必要とするすべての小中学校の児童生徒が適切な教育相談を受けることができるよう、スクールカウンセラー等の配置を含む教育相談体制の整備について、地方公共団体に対し支援を行うこととしている。平成22年度予算においては、スクールカウンセラーを引き続きすべての公立中学校に配置し、公立小学校に対してはその配置を拡充するために必要な経費の一部を都道府県及び政令指定都市に対して補助する学校・家庭・地域連携協力推進事業費補助金を計上している。


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