衆議員 馳浩の文部科学委員会質問

川端大臣の政治団体「達友会」事務所費問題について


 
1、1月12日付けの読売新聞に報道された「名ばかり事務所」経費6670万円問題について質問します。まずは、政治団体「達友会」の設立趣旨は何ですか? 

2=@過去5年間、2004年から2008年まで、収支報告書に記載されている「達友会」の事務所はどこに設置されていましたか? 

2=Aその事務所費は無償で提供されていましたか? 

3.2004年から2008年まで、収支報告書に記載されている代表者とは、川端大臣にとってどのような関係にあたりますか? 

4、2004年から2008年まで、会計責任者、事務担当者の中に、川端大臣の(公設私設含めて)秘書はいますか? 

 

5=@収支報告書に記載されている事務所に、達友会の事務所機能、活動の実態はありましたか?ないとすれば、収支報告書に実態のない事務所を届けていたことになりますが、それは虚偽記載に当たるのではありませんか? 

5=A仮に連絡先としての事務所機能があったとしても、自己所有物件等に事務所を置くこと自体は政治資金規正法上問題ではありませんが、政治団体が所有者に家賃を払うか、家賃分を所有者から政治団体への寄附とすべきではありませんか? 

6=@もし、収支報告書に記載された事務所が、事務所の機能、役割を果たしていないとすれば、どこの事務所の経費を掲載していたのですか?議員会館の事務所経費ですか?議員会館の費用を付け替えしていたのですか? 

6=A「達友会」は、資金管理団体である「川友政治研究会」から毎年500万円の資金提供をしてもらっています。そうでありながら、どうして「川友政治研究会」と「達友会」で議員会館の経常経費を分担しているのですか?明確な経理区分をしていたのですか?その基準は何ですか? 

 

7、「達友会」の構成員は何名ですか?会費はいくらですか?どのような活動をしていたのですか? 

8、「達友会」の活動の実態はありますか?会報の発刊とか、パーティや勉強会や国政報告会の開催とか? 

9、議員会館経費は、ほとんどの政治家が、自身が代表者である資金管理団体で処理しています。どうして川端さんが代表ではない「達友会」が議員会館の事務所費を負担するのですか? 

10、1月12日の記者会見では、「達友会の事務所費の明細は今精査中」「最低限3年の部分は精査できる」と答弁されています。精査した結果どうでしたか?今回、事務所費架空計上について報道されています。政治資金の使い道の透明性が問われています。領収書や会計帳簿を開示すべきではありませんか?説明してください。

 

11、「民主党滋賀県第1区総支部」「川友政治研究会」「達友会」の3団体で、合わせて1000万円ぐらいの事務所費がかかっていますが、家賃は200万円くらいです。残りの事務所費の詳細は何ですか? 

12、「達友会」の収支報告書を観ると、個人分の寄付が毎年平均して30万円から50万円。そして政治団体分は、「民主党滋賀県第1区総支部」と「川友政治研究会」から毎年合計950万円の寄附。そして、支出をみると、備品消耗品事務所費以外は、明細費で出てくる政治活動費のほとんどが飲食費です。どのような政治活動といえる活動を行っているのですか? 

13、議員会館で「達友会」としての活動の実体があるのでしょうか?活動に伴う費用の発生があるのでしょうか?実際の作業は秘書が行っていたのではないでしょうか? 

14、「達友会」自体に実体がないとすれば、川端大臣の飲食費を捻出するだけのトンネル団体といっても過言ではありません。いかがですか?

 

15、自殺をした松岡大臣、辞職した赤城大臣や佐田大臣の「実体のない架空事務所費問題」の件は、かつて民主党が追及してきた問題です。川端大臣の架空事務所費問題とどう違いますか?矛盾しませんか? 

16、大臣は記者会見で、「達友会は私を応援してもらっているが、私がコントロールするというものではない」と答弁しています。しかし事務処理は議員会館事務所で行っていたのではないですか?会計責任者や事務担当者は川端さんの秘書ではないのですか?発言に矛盾を感じませんか? 

17、会計責任者の中野直志さんは、現在公設秘書名簿に掲載されていません。私設秘書ですか?給与は川端大臣側から支払われているのでしょうか?それとも東レ労働組合側から支払われているのでしょうか?東レ労組から支払われているのであるならば、秘書給与の肩代わりですか?そうであれば寄付として処理すべきではありませんか?


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