馳浩の快刀乱筆

 劇場型、破局  

 「三下り半」の真相は? 

平成11年2月28日富山新聞掲載


 

 別れちゃった、のである。春というのに。まぁ、この2人は一年中春みたいなものだから取り立てて騒ぐほどのこともないのだが。

 ただ、一つの恋愛を5年間にわたりワイドショーを通じて広く国民に提供してくれたのだから、私としても野次馬根性がかき立てられて仕方ない。というのもよく行く白金台のレストラン「ブルーポイント」で2人とはあいさつを交わしあう仲間でもあり、こりゃもう、ほっとけないのである。つまり三文芝居の結末を納得行く形で見届けたいのだ。

 そう、羽賀研二クンと梅宮アンナちゃんのバカップル(世間がそう呼ぶので使わせていただきました)が、アンナちゃんの三下り半で、ジ・エンド。ずい分アッ気ない幕切れ。

 私なりに情報を集めて真相を推理してみた。

 2月初旬にハワイで行われた高知のぼるくんと高島礼子サンの結婚式には2人そろって出席している。情報によると、この時に決定的な「何か」があった、らしい(ワイドショーによると)。

 私が推察するに、それは羽賀研二クンと高島礼子サンの間に微妙な「仲」があり、それに気がついたアンナちゃんが「やってられないわ、もう・・・・」となったのではないか、ということ。どう?このシナリオ。もちろんこれを証明する事実はない。

 だって借金のことや、研二クンの女性関係の激しさはおつきあい当初からの問題。それが別れる原因というのは「今さら何を?」となる。しかし、コトがビミョーな三角関係となると、これは十分説得力がある、と思いませんか?

 ま、他人の恋愛や下半身事情をせんさくするのはみっともないのはわかっちゃいるけど、やめられない。だってこの2人は恋愛を「ウリ」に名前を広げたタレント。元々何の芸もないのだから、別れの問題を追っかけられて話題にされることはむしろ今後のタレント活動に「ハク」をつける意味でも重要。だから私たちは恋愛の反面教師として2人のことを酒のつまみにしても許されるハズ。

 研二クン、さぁ、どう巻き返す? 一句あげるよ

 

この別れ 自業自得と 指をかみ
 

エッセイスト・小矢部市出身

 

INDEX