「山梨日日新聞」 2001 3.4 掲載

世界的スターの誕生期待

 

 「プレーするだけがスポーツではなく、見ること、支えることすべてがスポーツだ。国民みんなでスポーツを楽しみ、育てていく。そんな環境づくりの第一歩が始まった」

 国会議員であるとともに現役プロレスラーでもあり、スポーツ振興くじ=サッカーくじ(愛称トト)=導入に向けては、国会で答弁に立つなど積極的に活動してきた。いよいよその振興くじが発売開始となり、これからの展開に期待を寄せる。

 スポーツ振興法の成立、施行、振興くじの発売までにはさまざまな討議が繰り広げられ、十年近くかかった。「国民が身近でスポーツに親しみ、楽しめる環境をつくるには財源が必要。その思いはみんなが抱いていた。だからこそ賛同を得ることがだきたんだと思う」

 施設の整備などとともに、選手や指導者の育成も導入の目的の一つだ。最近は不況のあおりを受けて実業団運営から撤退する企業も少なくなく、地域で選手を育てる環境もまだ整ってはいない。そんな中で振興くじによる財源確保は大きな意味を持つと強調する。

 「世界で活躍するスターが生まれることは、国民に夢や活力を与える。振興くじは『明日のヤワラちゃん』『明日のイチロー』を国民一人一人が育て、支えていくことであり、自らがスポーツに参加することは、生きがいを得ることにつながる」

 スポーツ振興くじが国民の中でどう育てられていくか、これからが本番だ。「スポーツ選手でもあり、議員でもあるからこそアピールできることは多いと思う。一人でも多くの人に趣旨を理解し参加してもらえるよう、PRの場などに積極的に参加するとともに、身を持ってスポーツの素晴らしさを伝えていきたい」

スポーツ振興くじ発売開始キャンペーンで来県時


馳浩 in Mediaメニューへ戻る



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