馳浩の永田町一筆勝負45
私にも熱烈な応援部隊がいる
平成10年2月21日掲載



 『アラー馳さん。昨晩金沢でお会いした時も元気でしたが、こうして今日東京でお逢いするとますますお元気ですね!』

 この誉め言葉?が日本語として正しいかどうかは別として、こんな私にも熱烈な応援部隊がいるということをお伝えしたい。

 自由民主党金沢支部りぶるの会女性メンバーがその部隊。もちろん馳浩の後援会でも個人親衛隊というわけでもない。自民党の地方組織の中でも行動中心部隊となっている女性の会なのである。自民党では女性向けの情報雑誌『りぶる』を発刊しており、その購読者を各支部ごとに組織している。いったん事が起きれば結束をして任務にあたる。選挙の時の演説会開催や動員。戸別訪問や電話作戦など、それはもう情熱とプライドを持って活動して下さる。私の場合は金沢支部長として彼女たちを束ねる立場にあるのだが、本当のところ国政で働く私が地元選挙区で目配りできないことを彼女たちがフォローして下さっていると言ったところ。冒頭の発言の背景にしてもそう。私が金沢市で県会議員補欠選挙の選対本部長となっており、自民党公認候補支援のために組織の幹部を集めて会議を開いたのが2月19日の午後6時。りぶるの会代表ももちろん参加していた。私は午後8時の最終便で東京に戻り、翌20日の朝8時から参議院内で仕事に入っていたところ。正午からりぶるの会幹部メンバー24人がはるばる金沢から永田町の自民党本部に研修にやって来たというわけ。

 昼食をとりながらの雑談で、『馳さん行ったり来たりでいつも多忙なのにお元気ねぇ』ということを言いたかったらしい。

 『馳さんのお父さまは要介護状態で、お母さまが金沢の自宅でずっと面倒見ておられます。奥さまのご両親はすでに亡くなっておられます。赤ちゃんが生まれたばかりで、奥さまは自分も仕事をしながら育児に励んでらっしゃいます。そうすると、馳さんの政治活動を支える家族の力は限られてきます。私たちは国家を支えるために精励しておいでる馳さんを支え、手となり足となって精一杯政治活動の力となることをお誓い申し上げます。』 こんなにももったいなくもありがたい言葉はない。もちろん何から何までお世話になるわけではないが、心の支えとなっていることは事実であり、大変力強く思う。

 自民党所属の国会議員というだけで、固定観念で人格を決めつけられたり文句を言われたり敬遠されたりすることが多々ある。
ちょっと心細くなったりすることも正直あるが、りぶるの会のパワーに接するたびに、エネルギーがわいてくるのである。

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