迫力十分支持者の方と

"ナマ"の交流

 <11月22日デイリースポーツ掲載>


 沢に行ってきた。
落選中の衆議院候補者(新井正則氏、埼玉九区)の応援のためと、青年層に対して国政報告をするためである。

 新井さんは前回、措敗率95%、およそ二千票差で新進党候補に敗れた。捲土(けんど)重来を期す日々だと言う。私の講演の後、会場内から質問が相次いだので、応答した。やはり地方の支持者の皆さんは、国政与党の議員に直接話を聞く機会が少ないので政府情報に飢えているようである。

 『青年層の政党離れ、投票率の低下が言われて久しいのですが、自民党の責任ではないのですか?』
 「(いきなり厳しい質問!)政治家の日ごろの選挙区における活動次第ではないですか。マメに選挙区をまわり、国政報告をし、有権者に問題意識を投げ掛けることで政治家自身が魅力を得る努力をすることでしょう」

 『女性議員が少なすぎます。クオーター制を自民党もとるべきです』
 「有能な女性はたくさんいます。要はそんな女性が国政選挙に出やすい組織づくりを日ごろからしておくことです。クオーター制は党本部に伝えておきます。私は賛成します」

 『どうしたら投票率が上がりますか』
 「私たち自民党員も創価学会のF作戦を見習いましょう。選挙期間中、行く先々で支持候補者への投票をお願いするのです。F作戦のすごいのは2点あります。信者の皆さんは熱心ですから、すべてボランティアで行います。自民党はまず、お金がなきゃ選挙活動できないという人が多すぎます。候補者の魅力でそういうボランティア支持者を我々も数多く獲得することです。もう一つは、F作戦では、選挙後、当選しようが落選しようが、声を掛けたところにお礼にまわります。この礼儀正しいさは見習うべきです。私の学生時代のガールフレンドは、2週間の選挙期間に千人のノルマを自分に課してそれを達成していましたよ。宗教団体と選挙のかかわりについて問題はありますが、この熱心さと礼儀正しさは見習うべきです」

 『21世紀の政策課題は何ですか?』
 「自由主義市場経済は優勝劣敗と自己責任原則です。敗者救済の程度と、社会的弱者保護の分野が公的責任でしょう。それと環境革命です。環境は未来からの借り物です。有害物質排出規制の強化で、省エネや、新しい技術開発によるエコビジネスを推進することです。日本こそエコビジネスで世界のパイオニアとなり、産業界もがっぽりもうけ、国民も便利さより自然との共生が豊かさであることを実感すべきです」

 ナマの質疑応答は迫力ある。

落選中の候補者の皆さん!
張り切って国政に再チャレンジして下さい。やりがいありまっせ!

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