『国際公務員』になりたい
質問の、国際公務員になる方法ですが、一般的には国連職員採用競争試験、アソシエート・エキスパート選考試験に合格しなければなりません(その他『空席広告』などがあります)。両試験とも、20歳代後半から30歳代前半を中心の日本人を募集。そして、前者は合格して採用されると即正規職員になり、数年後には勤務成績により終身雇用が保証されます。後者は合格して2年間の勤務期間が保証されるにすぎず、正規職員のポストは約束されていません。ただ実力が認められて、そのまま正規職員になる人もいます(その割合が約40%)。前者は指定された専門分野のみ募集し、国連本部などに配属されることが多いのですが、後者は指定専門分野はなく、概して開発途上国での勤務となります。
そしてこの両試験に合格するには、まず英語かフランス語の相当な実力が必要です。英語では、かなり上位での英検1級レベル、TOEFLの600点以上(679点が満点)、TOEICのAレベル(860点以上)が必要です。さらに合格者は大学院の修士号をもっている人がほとんど。専攻も社会科学系科目が有利です(開発学、経済学など)。アソシエート・エキスパート選考試験では、ボランティア経験があると有利です。合格倍率は両試験とも約10倍前後といえるでしょう。
以上かなり厳しい狭き門ですが、何事も為(な)せば成(な)る。高い理想をもてば、英語の勉強も気合が入るものです。ピシッと決めてください。
時代は、ガールズ・ビィ・アンビシャス(少女よ大志を抱け)だ!!