ダンサー志望、親や担任は反対
しかし、そんなことをいっていては何のための人生でしょう。自分の夢・希望をもち、それに向かって懸命に努力する。その努力の過程で人間はいろんなことを学ぶ。それも学校では教えてくれない知恵や生きていくためのに必要な謙虚さや忍耐力など「生きる力」を身につけるのです。
つまり目標に向かって努力するその過程自体が大切なのであり、結果は二の次だと思います。また、「若いから」こそもてる夢は、今でしかチャレンジできません。ダンサーになる夢もその一つです。ですから私としては、プロのダンサーになる夢は捨てずに頑張ってみることをお勧めします。
問題はどういう方法で頑張るか。専門家にも聞いたのですが、高校に通いながら放課後、プロのダンサーを養成するダンス教室に習いに行くとか、有名な舞踊団の研究生(だれでもなれる)になるとかしたらどうでしょうか。いわば高校の部活動の感じで始めるのです。そこでの体験を通じて自分の実力、その世界の状況も知ることができ、今後納得して自分の進路を決めることができると思います。ただレッスン料などがかかる場合があるので、よく両親と相談して、両親の納得のもと始めてください。そして始めるからには、絶対泣きごとはいわず、高校の勉強も両立させてください。このくらいできなければ、プロにはなれません。プロとは、甘えを許さないという意味だからです。