私も青年海外協力隊に参加したい

【質問】
 妹や弟が読者で私も一緒になって愛読している高1の女子です。以前、この欄にでた「ヴィーナスの片思い」さんがなりたいという「青年海外協力隊」の話、実は私も中学のころからずっと考えていました。同じ考えの人がいてすごくうれしかったです。私はこれから1年間アメリカへ交換留学するのですが、青年海外協力隊に入るために少しは役に立つでしょうか。得意分野で資格を取ろうということでしたが、具体的にどのようなものを伸ばしていけばよいのでしょうか。これといって得意とするものがない私でもできるのでしょうか。(埼玉・サラ)

 

【回答】
 ペンネームサラさんのように、青年海外協力隊員として国際貢献をしたいという若者が増えることこそ真の日本の国際化につながります。

 しかし、国際貢献をする以上、それに見合う技術・資格が必要です。青年海外協力隊の応募で一番多い職種は、日本語教師です。この資格を取得するためには、日本語教師要請コースのある大学などでの勉強が必要です。

 次に多いのがシステムエンジニアです。この職種に応募するためには、コンピューターの勉強が必要です。また、美術教師・理数科教師・体育教師という教育関係も応募の多い職種です。

 私の秘書にレスリングコーチとして協力隊に参加した男性がいます。彼のように自分の好きなスポーツのコーチとして参加することも可能です。そのほか、看護婦・助産婦・医師・レントゲン技師・薬剤師などの医療関係の応募もありますし、手工芸・土木設計・水質検査など多くの職種の応募があります。

 協力隊の応募年齢は、20歳ー39歳です。ですから、協力隊に参加できる20歳までに得意とするものを常に考え探してください。それと同時にいろいろな経験や勉強をしてください。それらすべてが将来協力隊員として海外に出た時に役立つはずです。

 協力隊員として海外でボランティア活動をするためには、異文化に自分から進んで入っていくことが必要です。そんな時に、世界の中で公用語になりつつある、英語ができることは大きな助けとなるでしょう。サラさんのアメリカ留学は、その意味で必ず役立ちます。アメリカで様々な体験をしてきてください。

 

20歳までに得意とするものを探し続けよう


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