海外のことを伝える仕事に
では、どうすればそういう仕事につけるのでしょうか。その答えを見つけるには、どんな職業が具体的にこれにあてはまるかを考えれば、おのずと出てくると思います。
私が考えるには、新聞社やテレビ局などの報道関連の会社で、海外特派員として仕事をするのが良いと思います。テレビのリポーターもこれに含まれると思います。しかし、クイズ番組のリポーターは、得てして上っ面だけのものになりやすいので注意してください。たかだか1時間程度のクイズ番組で、その国の奥の奥までのリポートは難しいのではないでしょうか(決して仕事として軽視しているのではありません)。むしろ、現地に長く滞在し、いろんな所や人を取材し、それを踏まえて考え悩み、一つの結論を出して日本にリポートを送る。これこそ「奥の奥まで」の報道になると思います。
そのためには、外国語は必須(ひっす)。最低限、英語はペラペラになってほしいですね、さらに、日本を良く知る必要があります。日本との比較ができて初めて、海外の事情を正確に深く報道することができると考えるからです。
海外のことはもっと大人になってからでも十分知ることができます。今は日本を深く知ってください。