イルカの調教師になりたい
でも夢やあこがれだけで職業に就けるわけではありません。たぶんあなたは、イルカショーなどを見てその華やかさに心を打たれ、イルカの調教師になりたいと考えたと思います。しかし、イルカも含めた動物の調教師の仕事は、実は華やかな部分はごくわずかで、大部分は動物のエサ作り・排せつ物の処理・プールなどの施設掃除・動物の健康診断などのきつくてつらい裏方の仕事なのです。単なるあこがれだけで勤まる職業ではないのです。
私の地元の石川県・能登島水族館の副館長さんは、この仕事を「寝たきりのお年寄りのお世話と同じだ」と話していました。私も本当にそう思います。
そういう意味で、イルカ(動物)が大好きだから、つらくてきつい裏方仕事も喜んでする覚悟があなたにあるかが大切な点です。その点で、いずれ水族館などでアルバイトをして経験してみることを勧めます。
最後に「どうしたらイルカの調教師になれるか」ですが、調べたところ特に資格は必要でなく、欠員が出た場合一般公募するのが通常だそうです。ただ潜水免許などがあれば考慮されるとのこと。筆記試験がある所もあるようです。
詳しいことは、直接問い合わせて聞いてくれれば答えてくれるそうです。