実験や観察に興味がわかない
例えば、あなたは犬や猫を見て、かわいいと思ったりはしませんか。花や星を見て、きれいだと思ったことはないでしょうか。そういうところからでいいのです。
花がきれいだと思って眺めていたら、花によってそのつくりが違うことに気づいたり、空を見上げて、この間と何となく星の輝きが変わった気がしたりすることもあるでしょう。「『オヤ?』と疑問に思ったこと」、そこからすべてが始まります。
その後は人に聞いたり、本を調べたり、場合によっては観察してみたり、実験してみたり・・・・・・。どうです、理科の授業と変わらないでしょう?
最近は、教科書や参考書、塾から結果だけを教わって理解したつもりになっている人が増えているようです。しかし、実験、観察はその結果を導き出す過程です。先を急いで得た結果だけでは、何の意味もないことは分かりますね。
テストの点数のことは、思いきって少し後回しにしてみましょう。本当に身近なものとして理科と向き合えたなら、結果はついてくるものです。親しみながら焦らず理解を深めていくこと。それが一番の近道になるのかもしれませんよ。理科は好奇心の宝箱です。