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行きつけの店 旬味 にしで旬味 にしで 赤城
赤城
まる梅
まる梅
いたる本店
いたる本店
 
 
割烹 利休
割烹 利久
二三味珈琲二三味珈琲 割鮮のむら割鮮のむら FIL D’ORFIL D’OR  
 


FIL D’OR フィルドール
FIL D’OR
全6席なので予約して行くのがおすすめ

FIL D’OR
毎日メニューが替わる

金沢片町交差点から中央通りを元車方面に向かうと、右手にある小さなビストロ。4坪余りの吹き抜け空間にカウンターわずか6席のみ。国内外で多ジャンルな料理を学んだオーナーシェフが、フレンチをベースに独自のスタイルを加えて提供している。器やカラトリ―などは極力地元作家の選び抜いたものを使用。そのセンスに寄り添った盛り付けにも注目したい。料理はアラカルトのみで、それに合わせるワインや日本酒は種類も豊富だ。シェフのこだわりで仕入れる自然派のビオワインも揃えている。

小さな店ながらも、料理もドリンクも本格派。シェフは気さくで、一人客も退屈しないよう会話もはずむ。コースのみで、21:30ごろからはバータイムに。

石川県金沢市片町2-13-24
090-9442-1324
18:00〜24:00(土曜、祝日は15:00〜)
日曜(連休の場合は最終休日)定休


割鮮のむら

二三味珈琲
彩りもよく目でも楽しめる
店主野村さんは、自ら現地に出かけて食材を厳選するなど、料理に対する情熱は高く、その食材を大切に丁寧に仕込む。かつて実家は鮮魚店を営んでおり、魚介の目利きには特に定評がある。魚の種類も多く、珍しい地物魚が並ぶこともあり楽しみ。店主夫婦で切り盛りする、アットホーム感も好きで通っている。

新鮮な刺身はもちろん、炭火焼きの魚、鯖棒寿し、自家製の豆腐、能登のもずく、農家から取り寄せる野菜のサラダ、数種類揃う釜飯(20〜30分かかる)、鶏、豚、牛肉料理など、バラエティに富んだ季節の味が満載だ。

ランチ営業もあり、写真はランチの箱会席2200円。
石川県金沢市泉野出町3-3-32
076-241-6720
11:30〜13:30LO、17:30〜22:00LO
水曜定休


二三味珈琲
cafeではケーキや豆の販売もある

二三味珈琲
cafeのカラフルな絵柄の器もいいね

定期的に取り寄せているのが二三味珈琲。もともと珈琲は好きでブラックで飲んでいるが、ちょっと濃いめを飲むと何か後味が悪く、いつもアメリカンばかりだった。

けれど10年ほど前、能登取材の際、地元の人に半島先端にある焙煎珈琲豆の販売店を教えてもらった。さっそく行ってみると、崖を下った入り江の海岸沿いに隠れ家のように店があった。船小屋を改装したという小さな建物に入ると、中にはきれいな女性が一人。東京で菓子職人や珈琲の焙煎を実践で学んだという。話をしながらティスティング珈琲を1杯。あれ?濃いめの味なのに後味さわやか!どうして!?

すっかりファンになってしまった。3年ほど前に彼女は珠洲市内に新たにカフェを開いた。能登方面に取材があると足を延ばし、美味しいケーキと香り高い珈琲を味わうのが常となった。

●二三味珈琲
石川県珠洲市折戸町木の浦ハ-99
0768-86-2088
8:00〜16:00
月曜定休
●二三味珈琲cafe
石川県珠洲市飯田町7-30-1
0768-82-7023
10:00〜19:00(冬期は〜18:00)
月・火曜定休


割烹 利久 ※一旦閉店し、現在は店主が変わり営業中

割烹 利久
だれもが納得する上品な味

割烹 利久
季節によって料理内容が替わる

おいしい日本料理を食べたい時は必ずこの店に行く。季節の素材選びはもちろん、味付けは何もかもが◎だ。なかでも、お吸い物のダシの味の深み、広がりは最高だと思っている。器や盛り付けも日本料理の真髄を見るようである。

利久の主人高田さんは、かつてのTV番組『料理の鉄人』に2度出場している。1度目は引き分け、そして2度目は見事勝利をおさめているのである。しかし、主人はそれに甘んじることなく、1人の料理人として日々丁寧に料理を作り続けている。

手抜きは決してせずにきちんと手をかける日本料理は、あたり前だが少し値がはる。そうそう度々顔は出せないが、友人と会食を楽しんだり、たまの贅沢を味わったり、また記念日にと顔を出している。最近は昼メニューが一新され、かなり料金もお得。まずは昼食から行ってみて!

石川県金沢市有松4-13-37
076-247-4111
11:30〜14:00、17:00〜20:00
木曜定休(祝日は営業)



いたる本店

いたる本店
ぶ厚く食べごたえのある刺身

いたる本店
カウンター、テーブル、小上がり席がある

金沢で居酒屋といえば必ず名が挙がるほど、認知度が高い繁盛店。予約をしていかないと入れないことが多い。私は県外からの客があったとき、「酒をたらふく呑みたい、地元のおいしい素材を使う料理を食べたい、しかも少し安く」とリクエストがあれば、たいていはここに連れてくる。サラリーマンやOLで賑わう店内は活気にあふれ、スタッフたちもイキがいい。さらに常日頃書いているが、どの店も主人の人柄にも惚れて通う私である。先日、いたる主催の花見に参加したが150人を超す大盛り上がり。主人の人柄の良さがよく分かるというものだ。

石川県金沢市柿木畠3-8
076-221-4194
17:30〜23:00
日曜定休(月曜が祝日の場合は月曜休



まる梅 ※閉店しています
まる梅
店内はシンプルで落ち着く

まる梅
手をかけたお通しから始まる

会社から車で5分もかからない位置にあるため、昼も夜もふらりと寄ることが多い割烹。もう10年ほど前だろうか…オープン間もないころ、ビルの1階にあるのだが、気になる店だった。一度は入ってみようと思っていた。実は私はグルメ取材、数千軒もこなしているため、カンが働く。友人を誘って入ってみて、やはり正解だった。東京の有名料理店で10年も修業しただけあって、丁寧な仕込みとダシの具合、目でも味わえる盛り付けなど、一気にファンになってしまった。

私はけっこう我がままを言って、その日の気分で好きなものだけを食べることが多いが、主人はきちんと作ってくれる。夕食を食べて、また社に戻って原稿を書くこともあるが、リフレッシュできて文字が次々と浮かぶことも多い。できれば、日本酒を飲みながらゆっくりとしたい大人の店であるが…。ご夫婦二人で営むため、カウンター7席、テーブル4席、個室4〜6席のスペース。個人客が多く落ち着く店だ。

石川県石川郡野々市町位川273 KSビル1F
076-294-0235
11:30〜13:30、17:30〜21:30
月曜定休


赤城
山菜の天ぷら、山女の唐揚げ、付きだし

赤城
小ぢんまりした店内で和気藹々に
盛り上がる
金沢・片町といえば、若い頃はよく飲みに行ったものだが、とんと最近ではご無沙汰だ。なので、1年に1回でも顔を出せば行きつけということにしておこう。
さて片町の裏通りの路地、新天地にある赤城とは付き合いはもう10年ほどになる。店は7〜8人で満員のカウンターのみ。料理は、おやじ(失礼!店主)がバイクを飛ばして山中からとってくる山菜やキノコ、川魚がメインだ。春にはコシアブラやウド、タラの芽、コゴミなどの天ぷら、秋にはマイタケの天ぷらや自然薯の刺身など。クレソンのサラダや山女の唐揚げも美味。とにかく、山菜が大好物、それも特にクセの強いものが好きな私にとっては、春は絶対に行かねばならない1軒だ。
こんな小さな店のもう一つのお楽しみは、客がすべて昔からの知り合いだったかのように、会話を楽しんでいることだ。私なんかもすぐ仲間に入って酔った勢いもてつだってか、好きなことを言ってくる。愛想はないが、話を聞いてくれるおやじもなかなかのキャラクター。もちろん飲み代も安く、1人4000円〜5000円もあれば腹いっぱい、酒もテンパイ(ちなみに私は2合までしか飲めません)。


石川県金沢市片町2-3-27
T076-263-7897
17:00〜24:00
日曜、祝日定休


旬味 にしで
上品な脂を
もつのど黒は
実に まろやか

旬味 にしで
刺身でも食べられる最高級の
のど黒(アカムツ)を仕入れる
『にしで』との出会いはひょんなことだった。1泊で、るるぶ京都の取材にでかけた時だ。夜、どこかに飲みに行こうとホテルのフロントで教えてもらったのがたん熊で、カウンターの若い調理人と話しをしていたら、石川県出身が二人いた。その一人が、松任(現白山市)でもうすぐオープンするという店の情報をくれたのだ。それが『にしで』で、料理のおいしさもさることながら、気さくな主人や美人の女将さんとの会話も楽しみに通うようになった。主人自ら足を運んで仕入れる魚介料理がイチオシで、知る人ぞ知る名物の「のど黒のしゃぶしゃぶ3000円〜」は必食。予約でしか食べられないのであらかじめ連絡を。常連客のおすすめは出し巻き玉子。カウンターに座って主人が作る手さばきも眺めたい。あともう一品はしめ具合が絶妙な〆鯖。どの料理も松任の地酒ともよく合い、なごみのひと時がもてる。人気のランチは1370円〜。




石川県白山市末広1-154-1
076-274-5425
11:30〜13:30、17:00〜21:00(L.O)
水曜定休