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  • (98年 10月 18日付「守る新聞」)



    生活保護の要求実る
    「受給証」方式実現へ  県交渉 = 青森県

     青森県生活と健康を守る会連合会は、9月4日に32人が参加し県交渉を行いました。生活保護、高齢者・障害者、母子・教育、国保税、餓死孤独死などにかかわる15項目の要求実現を求め、実態実例集をもとに当局をするどく追及しました。
     このなかで、青森県が生活保護の受給証明書方式にむけて本格的に準備をすすめていることが明らかになりました。
     交渉の席でも急性腎う炎になった会員が、「熱でふらふらの状態で、バスで市役所に行かざるを得ない。歩いて数分のところに病院があるのに、なぜこんなつらい思いをしなければいけないのか。いつでも、どこでも、気がねなく病院にかかれる医療証(保険証)がほしい」と訴えました。
     私たちの強い要求にたいして県の担当課は、実施期日は明らかにしませんでしたが、休日夜間も受診できるように「受給証」交付を実施の方向で検討していることをあきらかにしました。
     このことは、「人権侵害」と「差別」をなくすという点で大きな成果です。また、全県的に統一して受給証方式でやるようになること、県がいまでの方式の不十分さを認めたという点でも重要です。
     今後生活と健康を守る会としては、会員のみなさんとよく相談し、生活保護世帯の思いや要求が充分に反映されるように、県や市に働きかけていきたいと思っています。

      (神 江実通信員)




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